7月3日 ハメス・ロドリゲスの涙と泰然自若ケイン
コロンビアーイングランド 1−1(PK3−4)

 イエローはユニフォームだけで十分。カードはいらない。コロンビアに大声で言いたいほど酷い試合だった。イエローカード、計8枚。フリーキックはコロンビア15, イングランド23。前日のベルギーー日本がイエロー1枚、フリーキックが10:14だったことと比較してもファウルだらけの試合だったことがわかる。

 主将ケインはこの1試合だけで9回ファウルを受けた。1998年W杯でシアラーが対チュニジア戦で11回。それに次ぐ記録。イングランドのメモによるとシアラーが11回受けたのは彼にも責任がある(HE DESERVED IT)と書いて合った。ケインはパスをしないことは以前書いた。ファウルもしない。されても嫌な顔一つしない。争いが起きると間に割って入る。泰然自若。それをサウスゲート監督が見出して、Tweetに絵文字を多用する24歳を主将にした。

 日本に香川のPKをもたらしてくれたコロンビア6番サンチェスは、この日ケインに抱きついてPKを献上する。2度目。既に彼の元には殺してやるという脅迫がきている。1994年コロンビアでやはりPKを演出し射殺されたエスコバルを思い出す。冗談にできないのが怖い。話がそれたが、ケインの偉いところは、ちゃんとPK をど真ん中で決めたこと。ベッカム、オーウェン、ルーニーはそれができなかった。
5人のケイン
 延長30分間際からTwitterに溢れたイングランドの期待

 ケインがPKを決めた時、ハメス・ロドリゲスは涙をたたえ観客席のガラスに持たれかかる。自分が現場にいたらこんな流れにはならないというもどかしさ、怪我でロクな活躍ができないおのれの情けなさ。カメラは逃さない。ケインのゴールを待っていた少年と対比する。
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 ヒーローは弱さを見せちゃいけない。その場にいないのは、もっといけない。4年後は必ずピッチにいて欲しい。
覆うハメス
     嘆くハメス
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   途中ペケルマン監督と全く同じ指示を出すハメス