カテゴリ: 暮らし

これを書いたのは3月8日。その後あわただしく事態が変わり五月雨式に在宅勤務になだれ込みフィリピンはロックダウンされ私は今東京。投稿をすっかり忘れていました。個人的メモとしてlate post しておく。

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魂消た。たまげたと読む。昨日中国にあるコロナ患者の入院施設が倒壊したと聞いて本当にびっくりした。70人下敷きになり、今これを書いている時点で4人死亡、48人が救出されている。過日突貫工事で作った施設かと思ったらそうではなく、福建省にあるホテルを隔離先にしたもの。1−2階にある車のショールームの拡大工事が倒壊の原因ではと言われる。

 人が助かるのはよいことだが、救出の際作業に関わった人は感染しないかなどと余計なことを考えたりする。そう。感染症で怖いのは罹患するのはもちろんだけど、人の心まで邪悪な何かに感染した状態になってしまうこと。疑ったり、差別したり。

 フィリピンで死者第1号が出たのは2月2日。陽性感染者も3例(死亡者含む)でストップ。しばらくは平穏だった。会社のビルの守衛さんに朝とランチ後ハンドガン型体温計をおでこに当てられて体温をチェックされる日々も慣れてしまえばどうってことない。フィリピンの人はいつも清潔にしている。彼らは日頃からアルコール消毒液をカバンやバックパック入れて持ち歩いている。私も最近は小瓶を持ち歩いている。「感染した3人は中国人だしね。だから(私たちは)大丈夫。差別してるわけじゃないけど」そんな声を何度も聞いた。レジデンスでも朝と夜の2回体温計をおでこに。

 3月6日にフィリピン人2人に感染したとわかってから少し状況が変わってきた。4例目。日本渡航歴ありのフィリピン人男性。5例目のフィリピン人男性は国外への旅行歴は無し、しかしマニラ内にあるイスラム教徒の礼拝堂を頻繁に訪れていた。今その礼拝堂は閉鎖されている。そして昨日3月7日外資系企業や外国人向けレジデンスがたくさんあるBGC(Bonifacio Global City)で感染者が出た。デロイトという監査法人に勤める女性。国籍は不明だが5例目男性の配偶者だという。

 先ほど拙宅近くにあるショッピングモール&スーパーマーケットに行ってみたら、赤外線サーモグラフィー(成田空港に到着した時イミグレの手前で密かに撮影されているアレですよ)のハンディ版でチェックされて驚いた。今日から使い始めたという。至近距離だと危ないという判断だろうか。
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反対から見るとこんな感じ。

 そしてアルコール消毒液売り場。日本でアルコール消毒液もマスクも入手しにくいと聞いていたのでそろそろ土産用に買っておくかと足を運んだら、これだ。先週はまだたくさんあったのに。大瓶1つと小瓶2つだけ購入した。これだけの人が見てる前で沢山買うとカッコ悪いので。
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 特筆すべきは野菜売り場がちょっと広くなっていたこと。野菜でビタミンCを摂取するのだろう。フィリピン人はあまり野菜を食べないので、これを契機に野菜を食べる習慣がつくといいな。

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          玉ねぎで●血液サラサラ●呼吸器系にいい●骨を強くする(本当?)と書いてある
りんご売り場が縮小していたのは中国からの輸入がストップしたせいだと推測する。フィリピンで販売されているりんごは9割がた中国産なので。

 毎日のニュースを見ているだけで精神的に参りがちだ。しかし鵜呑みにするのはもっと怖いので、最近では数字だけのデータ、新しい視点を提供するデータを眺めることにしている。

ジョンズホプキンス大学研究施設
https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6

ブラジルからの。大画面で見ることをオススメします。
https://nextstrain.org/ncov
これを先週から見ていたので、ドイツが急に増えたことも納得。ミュンヘンにスーパースプレッダーがいたのか。

騒ぎはどうなるのか全くわからない。情報に振り回されて、魂が消えた状態になってしまうのだけは避けたい。

*これを書いたのは3月8日です。状況は変わっています。



 
 

 (まず初めに。この文は騒ぎたてるために書いたのではない。一連の情報の流れが気持ち悪かったので備忘録として)
 
 1月12日マニラから車で90分ほどの場所にあるタール火山が爆発した。ようやく落ち着いたかと思えば、今度はコロナウイルスである。2月2日朝、中国外で初の死亡者がフィリピンで確認された。日本で何人もの感染者が見つかり、コロナ騒動を対岸の火事のように見ていたが、どうやら火はフィリピンの方が大きかったようだ。なんてこった。
 
 武漢からフィリピンに来ていた中国人女性が初の感染者になったことは、1月30日木曜のニュースで知っていた。さらっとしたローカル局や新聞報道の後、在フィリピンの日本大使館からより詳しい情報が送られてきた。1月21日に彼女が 武漢から香港経由で入国、風邪の症状を訴えて25日病院へ&即入院、 30日オーストラリアの病院における検査の結果、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと。

 「彼女はチャイニーズニューイヤーを利用して観光で来てたんだよね。25日までどこをうろついてたんだろう。怖い」なんて会話をローカルの人間と交わしていたのが木曜。続報はしばらくなし。ウイルスにはどう対処すべきか:マスク、手洗い、強力な消毒用アルコールを手につけるべし的情報が時折ネットに流れた程度である。昨夜映画館に土曜レイトショーを観に行った際、封切直後かつ評判の高い『フォードvsフェラーリ』なのに観客が少なかったので、みんな人混みは避けるんだなあとこの時初めて怖さを感じたくらいだった。

 で。今朝のフィリピン死者第1号情報だ。朝9時過ぎ日本の某メディアからの通知で知った。出元はBloomberg である。詳細が知りたくてローカルニュースを探して探して2時間後、CNN Philippines から”ドウテルテ大統領が中国、香港、マニラへの旅行を禁止”というヘッドラインのニュースが出て、末端に初の感染者中国人女性のパートナー男性の死亡が確認されたとサラッと触れられている。え。旦那一緒だったの?こっちが大事なんじゃね?その後フィリピン国外からの情報が逐次アップデートされていく。ローカル情報はなかなか更新されない。
 
 今わかっているのは、この武漢からの夫婦は21日に香港経由でセブ島に入りDumanguete という街を経由して、熱、喉の痛みを訴えて25日にマニラのSan Lazaro 病院に二人で入院(しかし30日時点では、二人入院という情報はなかった)、2月1日土曜日に44歳男性が亡くなった。合掌。他に検査を受けて結果待ちが4人(Bloomberg), 24人(ローカル新聞)。フィリピン保健局は彼らと同じ飛行機に乗っていた乗客にコンタクト中という。

 思えばカルロスゴーン脱走劇だって、日本のメディアより詳しかったのはWall Street Journal だった。情報は当事者が一番わからないのかもしれないし、忖度という概念は日本だけじゃないのかもしれない。

 ちょっとだけ前向きな情報をあげると ⑴ 初めに感染した38歳女性からコロナウイルスの症状は現時点で消えている。⑵ マニラの人は2週間前のタール火山噴火の際、火山灰を防ぐためにマスクを購入していたゆえに今回そんなに慌てていない(ように見える)。
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                Photo:Ted Aljibe/AFP via Getty Images
      
 
 自分のことは自分で守るしかない。免疫力をつけるために運動だ!とばかりにジムでウエイトトレーニングのバーベルを持ち上げようとして、つい1時間前ギックリ腰をやらかしました。ダメじゃん。でも私は元気です。マスクも1ヶ月分くらいはあるから大丈夫。たぶん

 

 

 

 先日サンフランシスコでずーっと気になってたamazon go に行ってきました。Amazonが展開するレジで会計する必要のない、無人コンビニです。
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         サンフランシスコの2店目。1店目に比べて控えめな店構え

 入店するには、専用のアプリ(amazon go) をダウンロードする必要があります。本人の名前と一緒に出てくるバーコードを改札にかざすとゲートが開き、ショッピング開始。ところがスーパー、コンビニにつきもののカゴがない。自分の持つバッグやポケットに欲しい商品を入れることになる。後ろめたいんだ、これが。万引きするってこういう気分なのねと思いましたよ。

 その気分が嫌な人、あるいはバッグを持っていない人は、茶色の紙袋(10セント)またはオレンジの不織布でできたamazon go エコバッグ(99セント)を購入できます。

 お金を払わないで済むのはどういうことかというと、天井に凄まじい数のセンサーカメラがあって客をガチにモニター。で、バッグに入れたものをカウントする。実験的にポケットに入れたものもちゃんとカウントされていました。ビーフジャーキーを靴べらみたいに靴のかかとに挟んだら、いや靴の中敷にしたらどうだったんだろう。試してみればよかった。買い物自体は実に快適。お金を気にしなくていいのは、いい。特に財布を忘れるサザエさん(若い人はわからんかもしれんが)体質の自分には、うってつけのお店であります。

 1個だけ紛らわしいと思ったことが。サンフランシスコの前にニューヨークに滞在していました。その際、Amazon に買収された食料品スーパーWhole Foods で好物のナッツやチョコを購入。そこではオレンジのsale price(店でのお値段)と白いretail price(メーカー小売価格)が併記してあり、オレンジのお得なsale 価格で買い物できてお得感満載でありました。amazon go もWhole Foodsと同じデザインの料金表だったので、オレンジ価格US$1.25?安い安いとばかりに西海岸のオーガニックナッツを次々カバンに入れてみた。が、さすがに不安になり整頓係のお兄さんに聞いてみたら「それは1オンス(28.3g)あたりの価格だから、右の価格をみてください」と。おっと危ない。よく見ると$4.99。retail price のところがsale price になっていた。慌てて半分を棚に戻しましたよ。もちろんそれは会計にカウントされていなかった。つまり一旦バッグに入れたものを戻しても、大丈夫。
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        収穫物。organic 系が充実。ナッツもチップもチョコも美味しかった!

 完全に無人化というとそうでもなく。メキシコ人らしき3人連れはアプリがないから入れず、また出直してねーと改札にいるお姉さんに諭されていました。話を聞いてみたら、物珍しくて入ってくるもののアプリを持たない人が沢山いるため説明する係員が必要と。
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さらに商品がきちんと並んでいないと計測機能がおぼつかないらしく、商品を常に整える人がおりました。完全無人化はまだ少し先かもしれません。

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 そうそう5月7日にキャッシュも使えるamazon go がニューヨークにオープンしました。キャッシュを使えるようになった理由は、銀行口座を開けない人への差別という非難が起きたから。かたや中国では、ホームレスに寄付するにも彼らのスマホにWeChat をかざしてチャリン🎵なのにね。資本主義と平等を両立させるのは難しい。

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        売り切れたら、so good. it's gone とsmile マークに表記。チャーミング

 amazon go を出て10分するとアプリにReceipt が送られてきました。
   Your trip time was 11m 18s。
滞在時間11分8秒で、私は$24.92 使ってました。Contact us about this trip という表記も洒落てます。shopping じゃなくて trip ですよ!amazon go の1店舗あたりの売り上げは、$1.5M(約1.6億円)で、普通のコンビニの1店舗当たりの売り上げ$1M (約1.1億円)の1.5倍。なんかわかるなあ。



 スーパーの店頭にアボカドが並び始めた。フィリピンにも夏が来た。今の外の温度は36度。湿気がないので凌げるとはいえ、外に出ると汗腺がジワジワ開いていくのを感じる。

 夏なのに、困ったことが起きている。先月からマニラはここ数年で最悪の水不足に陥り、広範囲に渡り計画断水を実行中。影響を受けるのは100万世帯つまり680万人(ここからフィリピンの世帯あたりの人数を察していただけるだろうか)。理由は、エルニーニョ現象により干ばつと乾季の影響、マニラ近郊にあるダムの水位が21年ぶりに警戒レベルより下がったからと言われているが、簡単にいうと雨が降らなかったからだ。フィリピンといえば台風の生まれる場所として有名であるが、去年の夏から台風らしい台風はフィリピンに上陸せず、日本を直撃していた記憶がある。さらに今年に入ってからも全く雨が降っていない。2017年9月に私が赴任した直後、台風が次々にやってきて毎日スマホからワンワン来た大雨警報がこの8ヶ月、ピタッとなかった。

 断水する時間は夕方から早朝まで、1日4時間から20時間輪番制で断水時間をエリアごとに設定。

断水
        (マニラの地区ごとの断水情報)

そのエリアに住む人に聞いてみると、バチっと水が止まるのでもなくゆるーい運営のようだ。一つだけしんどいのは、夜間に給水車に並ぶこと。
給水車を待つ


 断水が始まった3月14日から数日間は、オフィスに様々な香水の匂いが充満していた。フィリピン人は綺麗好きなので、シャワーを浴びれないことを気にして香水をつける社員が多かったせいだろう。最近では、エタノールっぽい匂いをそこかしこで感じる。原因はプロパノール(Isopropyl Alcohol) 。
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 溶媒、殺菌に使われるアルコールでエタノールより安く、芳香がある。フィリピンは、外出先で必ずしも手を洗えない環境もあるため、個人でプロパノールの小さいボトルを持ち歩くのがデフォルトだ。その習慣がこの断水を乗り越えるのに役立っている。facebook で「水がなくて困る」的ポストも全く見なくなってしまった。みんな意外と冷静だ。7月まで断水は実行される予定だが、さほどストレスも感じていないようで、このスルー力は素晴らしいと言わざるをえない。

 さて。ここまで読まれてお察しかも知れないが、私自身はまだ断水に直面していない。幸いなことに外国人が住む数エリアは、そのビレッジ単位で水を確保できているからだ。

枯れ噴水
                                  (外国人居住地内。この1ヶ月枯れ噴水)

ただ先週金曜に聞いた情報によると、そろそろ外人エリアでも断水が始まるかも知れないと。備えあれば憂いなし。先ほどスーパーで水を大量に購入して来た。そこで面白いことを発見した。
 
 そもそもフィリピンはナチュラルミネラルウオーターの数が少ない。お店で買うボトルドウオーターは、たいてい国産の蒸留水である。ところが今、イタリアやフランス、オーストラリアからの輸入ナチュラルミネラルウオーターが緑、ピンク、ブルーのボトルに入ってカラフルに大量に陳列されていた。しかも高い値段でもなく。この催し、本当に水が必要な人たちに対しては、微妙にずれているのが微笑ましいというか。ピンチを前向きに捉えようとしているのか何なのかはわからないけれど、個人的に、この水商売は歓迎します。


 



 

  

 日本は台風12号で大変のようですね。まずはお見舞い申し上げます。

 一年中夏の国。フィリピンで暮らす前はそんな印象を持っていました。違うんです。純粋に夏と呼ばれるのは3−5月のみ。 6月から雨季が始まり10月末まで続きます。ほぼほぼ毎日雨。7−9月には、ほぼ毎週フィリピンの近くで台風が生まれて、時々日本にも迷惑をかけていますね。台風に代わって謝ります。ごめんなさい。

 ほぼほぼ毎日雨が降ると何が起きるかというと街のあちこちで洪水が。治水や排水が整っていないからね。アスファルトの道路が陥没することも最近わかりました。「どうしてアスファルトが凹むのだ?」と根本的な質問をドライバーにしたら、素材の中に砂などの不純物を混ぜているから、と。これが正しいのかどうか私は道路の素人なのでわかりませんが、とにかく主要道路に大きな水たまりができる。そこを車は避けるので走行できる範囲が狭くなり渋滞が生まれる。先週メルセデスが水たまりにはまって道路の真ん中で立ち往生していたのには愕然としました。こういうときトヨタやホンダは強い。本当に強い。

 人も病気になりがち。ベトナムでもそうでしたが、雨季=Sick という概念が確立していて、確かに会社を休む人が毎日数人います。気温も29−25度のレンジで「27度、寒いよねー」的な会話が交わされる。私は長袖一枚ですが、ローカル社員たちは長袖の上にパーカーを着ていることが多い。レインブーツに商機ありと思えばそうでもなく、ビーサンやビニール製の普通の靴で凌いでいる。
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こんな感じ。これは先週日曜の分。

 野菜の値段も高騰します。フィリピンは、もともと野菜の種類が少なく割高です。最近ではゲンコツ2つ大のキャベツ一つに140ペソ(約300円)。こちらの基準からするとメチャ高です。鶏肉、豚肉の方が圧倒的に安い。陽が差さないからトマトも黄色か緑で甘みも酸味もありません。そういえばトマトはナス科なんだからしょうがない、炒め物に使えと自分に言い聞かせています。

 一つ利点があるとすれば、ベトナムにいる時より日焼け止めの使用量が減ったことでしょうか。たまに太陽が出てくると、ちょっとウキウキします。今日は久しぶりの晴れ。これからちょっと散歩をしてこようかな。久々に日焼け止めを塗って。
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