試合ごとに強くなるフランス。1点目を決めたのはバラン。最終ラインを守るディフェンダーが前線まで上がっていた。

7月6日 カバーニがいれば...
ウルグアイーフランス 0−2

 フランスは2点取ったものの、ちぐはぐな試合だった。ウルグアイも善戦するが、最後の決定力に欠ける。孤軍奮闘スアレス。カバーニが怪我で不在なのが痛い。彼がいれば前半37−39分の好機に2点は確実に取れていた。
呆然スアレス
  
何度も呆然とするスアレス
 
 ハプニングが多かったのも特徴だろう。
●トンボがフランスのキーパー、ロリスの口に飛び込んだ。その後のファインセーブがあったからよかったけれど。
トンボ


●ナンデスのユニフォームが破れた。最近のユニフォームは丈夫と聞いているが。フランスのエルナンデスはユニを引っ張った行為でイエローカード。

●グリーズマン、左足で素晴らしいミドルを打ち、キーパーのパンチングミスで得点。しかし全く喜ぶ様子を見せない。
グリーズ&ムバッペ
   
ゴールを決めても無表情のグリーズマンをエムバペが祝いにくる
その理由は、昔アトレチコマドリードでプロとしてサッカーを始めたときに、ウルグアイのゴディンとヒメネスにお世話になったから。Respect があるので喜べなかった、と試合後のMan ot the matchインタビューで語る。

●後半22分エムバペ(ムバッペ)がボールのないところで勝手に倒れる。これを元に両軍ヒートアップ。転ぶとヒーローになれるとネイマールに仕込まれたのだろうか。エムバペ、これでイエロー。
うる仏大混乱


●後半43分、ヒメネスが泣き出す。自分のミスでFKを与えてしまったからなのか、もどかしい試合進行に大してなのか。試合中に泣く選手は前代未聞。
泣くヒメネス

泣く少年
    
泣き出す少年。2030年W杯でリベンジしてほしい

 4秒でわかるようにまとめるのが難儀な試合だった。原因は、カバーニがいなかったからか。スアレスとカバーニは同じ31歳でいいコンビなのに、国際試合はどちらかが怪我やレッドで欠けることが多い。二人の連携を4年後のカタールでもう一度見たい。見たいなあ。
スアレスとカバーニ
    スアレスをなぐさめるカバーニ。カバーニは選手ひとり一人ハグして回っていた